私はNATROM様ほど尖鋭的ではありませんが、やはり気になる方です。ひょっとしたらNATROM様が既に扱われているかもしれませんが、目に付いたので御紹介しておきます。
暑いですからできるだけ穏やかに紹介していきます。まずがんSTOP運動とは・・・として、がんSTOPをテーマに日本の医療を変革!
がんが減れば医療費は大幅に削減されます。
一日900人以上の方々が、がんで亡くなっています。
私たちでがんを減らす事ができるとしたら!
あなたは、手を貸してくれますか?
応援してください、がんSTOP運動に!
町医者の小児科医とは言え私も医師の端くれですから、がんを減らせるのなら出来る範囲の協力は考えますが、別に言われなくとも多くの医師ががんとの闘いに明け暮れています。こういう運動をするぐらいですから、何か特徴を持っているはずです。たぶんその辺が「がんSTOPへの道」として書かれてあるのだと思うのですが、
がんは、根治ができる実績を実践!
欧米では減少に転じた癌が、日本では未だに増加を続けています。
従来の癌対策に疑問を感じた少数の医師たちは、癌に対する常識を大きく変える方法論を展開しています。これまで西洋医学のみ重視し、自然治癒力や代替療法を軽視してきた世間の風潮が今、確実に変わりつつあります。
独自の医療思想をもって代替医療・統合医療主舞台とした医師たちによる医療革命は着実に支持を広げています。福島県の新白河にさまざまなドクターのノウハウを終結させがんを切らずに、抗がん剤・放射線を使わず、正常細胞に戻す、根治療法のモデル地域確立をがんSTOP運動は実践します。
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欧米では減少に転じた癌が、日本では未だに増加を続けています。
各国の男性では、昭和60年モデル人口を用いた年齢調整率(ASR)では、女性と比べ高率を示した(図1)。日本を除く各国の男性では、1980年から1990年の間
にピークを迎え減少傾向が認められる。日本では、大まかにみて過去40年ほどの増加傾向に対し減少傾向が近年のデータから認められる。日本はアメリカを追い越し、他の国との差もより小さくなってきている。女性では、日本とフランスとでは安定した減少傾向が認められる。イタリア、イギリスとアメリカのデータには、1980年から1990年の間でほぼ一定で推移したのち減少傾向が認められる。近年のデータで男性/女性のASRは、日本が214.0/103.5、アメリカが207.3/144.5、イギリスが221.8/155.9、フランスが253.6/117.1、イタリアが230.3/122.5、である。
2000年データに基づくものなのでチョット古いのですが、2008年のNIC臨床試験結果でもアメリカのがん罹患率、死亡率も減少傾向にあるとしていますから、おおよそ間違いではないようです。疫学的な話は長くなるので、今日はあえて置いておきます。
データの話はともかく、そういう日本のがん治療に対しての新たなアプローチが、
だそうです。そういう思想の団体の「がん治療の現状・・・」ですが、日本において年間34万人が、がんで亡くなる現実、手術・抗がん剤・放射線の限界の医療現場過酷な現実の中、多くのがん難民が誕生しています。がんはお年寄りが罹る病気と多くの方は思っていますが実は、子どもからあらゆる年齢の方が、がんで悩んでいます。がんをSTOPするためには、医療に関する制度改革・環境改革・医療に携わる人々の意識改革・国民の医療教育などあらゆる角度から変革しなければいけません。
現代医学15年の時を経て、解けなかった『がん』の謎は実は人間の『生命』を、地球生命をマクロ的発送から見つめなおし、自然治癒力のなぞを解き明かすことで解決できるのです。
どうでも良い事ですが、
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マクロ的発送
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がんをSTOPするためには、医療に関する制度改革・環境改革・医療に携わる人々の意識改革・国民の医療教育などあらゆる角度から変革しなければいけません。
残念ながら現代医学ではがん治療に、自信を持って『治る!』といえる根拠がないのです
がんSTOP運動をはじめて7年がたちました。
切らずに、治っている多くの方を私は知りました。
なぜ彼らは奇跡を起こしたか。はっきりした理由があることに気づきました。
一人でも多くの方に気づいてもらい、実践してもらいたい!
ここまで来れば嫌でもピンと来ると思うのですが、
全身に汲まなく流れている血液の浄化に徹すれば、基本的にどこのがんであろうと根治に向かい始めます。抗がん剤.放射線は逆に血液を汚してしまいます。
なぜ食事療法でがんが消えるの・・・
なぜ断食療法でがんが消えるの・・・
なぜ温熱療法でがんが消えるの・・・
なぜ酵素ががんに効くの・・・
なぜ気功でがんが・・・
なぜサプリメントで・・・
なぜ特殊な水でがんが・・
すべてに理由があります。
しかし現代医学のがん治療方程式では、ありえないことばかり。
しかし、現実にがんが消える事実はたくさんあるのです。
そろそろ今までの現代医学のがん治療方程式を見直す時ではないでしょうか?
こういう考え方に基づけば「「がんSTOP運動」が考える代替療法」として、、
現代医療はがん細胞に対する攻撃のみを考えています。
がん細胞に直球、スライダー、フォーク、カーブ等をなげ凡打させ、何とか打ち取ろうとしています。
実は、血液に剛速球、ストライクを投げ込めば、がんは見逃し三振、ひとたまりもないのです。
いま現代医学にないがん治療方程式をもってがん根治療法を実施している代替医療をがんSTOP運動は、推し進めています。
でもって、「家族が、がんになったならば、すぐに手術をするべきでしょうか?」につながり、
いつも思うのですが、この手の療法は「多くの成功例」を謳いますが、「失敗例」については語りません。成功例だけ謳って良いのなら現代医学であっても万単位どころか10万単位、蓄積例で良いのなら100万単位で挙げられます。現代医学で重要なのは成功例だけでなく、失敗例を明示する事です。
がん治療でも「奇跡的」と言う例の一つや二つは医師なら経験として持っています。しかし奇跡的な症例の一般化に成功したものをまず知りません。成功とは現代医学の検証に耐えうるものであり、商売として成功させたものではありません。
それでももしあれば現代医学は速やかに取り込みます。奇跡ではありませんが、民間療法として効果のあったものを取り入れたぐらいの事は現代医学でもあります。もちろん成分を分析し、厳密な臨床試験を行なった上での事です。現代医学でも効果ありと科学的検証に耐えうる治療法があれば、むしろ積極的に取り込もうとします。
さてこの団体が推進しようとしている代替療法ですが、
こころもち微笑んだのはホメパチを明記していない事です。と言うのも「賛同者の声・・・」の中に、
帯津良一 帯津三敬病院名誉院長
【プロフィール】
医学博士。帯津三敬病院名誉院長。日本ホリスティック医学協会会長。日本ホメオパシー医学会理事長、調和道協会会長、水輪の会特別顧問。東京大学医学部第三外科、都立駒込病院勤務を経て’82年埼玉県川越市に帯津三敬病院を設立。院長となる。医療の東西融合という新機軸を基に、ガン患者などの治療に当たっている。また、代替療法への造詣が深く、治療に積極的に取り入れるほか、講演や大学での講義なども行っている。著書に『ガンを治す療法辞典』(法研)など多数。
この辺は「など」に含めているぐらいと思っておけばよいのでしょうか。
もう1人、「賛同者の声・・・」の中に妙に興味が引かれる人物がおられます。
【プロフィール】
1947年青森県生まれ。東北大学医学部卒。現在、新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。1996年に白血球の自律神経支配のメカニズムを解明した世界的な免疫学者。10数年前から、病気の原因は肉体的・精神的ストレスが原因であることを提唱している。ユーモアのある講演は聴講者の身心を癒す。著書に『免疫革命』『体温免疫力で病気は治る』『ガンが逃げ出す生き方』(石原結實氏との共著)など多数。
いや凄い人らしくて、このプロフィールでは偉さがわかり難いですが、がんサポート情報センターの免疫ビッグ対談第2弾「がんばらない」の医師 鎌田實 VS 免疫学の大家 安保徹のプロフィールには、
東北大学医学部卒。新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。米国留学中の1980年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製、 89年には胸腺外分化T細胞を発見した。 96年白血球の自律神経支配のメカニズムを解明。 00年には胃潰瘍=胃酸説を覆す顆粒球説を発表し、大きな衝撃を与える。著書に『免疫革命』(講談社インターナショナル)『奇跡が起こる爪もみ療法』(マキノ出版)など多数
「ヒトNK細胞抗原CD57モノクロナール抗体」とか「胸腺外分化T細胞の発見」は素晴らしい業績だと思います。ただその後の「白血球の自律神経支配のメカニズム」とか、「胃潰瘍=胃酸説を覆す顆粒球説」はどうなんでしょうか。正直なところ詳しい分野とはとても言えないのですが、新潟大学医動物・免疫学教室の研究の概要には、
神経、内分泌、免疫系の相互作用は現在注目を浴びている分野であり、ストレスの多様性と疾患の関連性を追求している。リンパ球や顆粒球の機能が種々の環境因子によって影響を受けていることは、出生時の顆粒球増多が肺呼吸開始に伴う酸素ストレスであることや、顆粒球もリンパ球と同様にアセチルコリンレセプターを持っていることなどから明らかになってきた。すなわち、生体の防御系が自律神経系の調節下におかれているという新しい知見であろう。
まあ自律神経と言うか、感情の動きによって影響を受けそうかと言われれば、そんな感じもしますが、これには続きがあって、
上記のような基礎研究に基づく免疫理論を論文や著書で紹介していますが、この免疫理論は、私、安保徹の個人的見解であり、新潟大学医学部が認めたものではありません。さらに私は臨床医ではなく、新潟大学医歯学総合病院では診療はしていないことをお断りしておきます。また、民間療法の手技(例えば、ノンアトピーノンステロイドの吉野丈夫氏の療法など)とは一切関係ありません。
これは仮説の検証中と言うか、認知してもらう努力中ぐらいと思えば良いのでしょうか。ここは素直にそういう先端レベルの話は勉強不足とさせて頂きます。御存知の方は情報下さい。業績的には読んでも基礎系の免疫関係の研究者みたいなんですが、素朴な疑問はなぜに「がんSTOP運動」なるものに関与しているかです。これがわかり難かったのですが、キーワードは、
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自律神経免疫療法
自律神経免疫療法とは新潟大学医学部医動物学講座教授である安保徹と臨床医である福田稔が提唱した慢性疾患に対する代替療法に属する仮説。
とりあえず共同提唱者の福田稔氏の公式サイトにはこうあります。
福田稔先生著書「病気が治る人の免疫の法則」(WAVE出版)より
「薬でも、手術でもない。
自分の力で、自分を治す」「体から発せられる
『治したい』という意思こそが
免疫力である」「感謝の気持ちを持つと、
すべてのバランスが自ずと
整えられていく」「症状の原因は、
心と体にたまった毒。
その毒を抜けば
必ず回復する」
これだけ読んだだけでも十分に香ばしいのですが、ついでに語録なるものの一つも紹介しておきます。
21世紀の医療
不足したものを補充する
のではなく
留滞したものを解き
邪気を抜き去る業
にある
この福田氏と安保氏は自律神経免疫療法で接点があるのは間違いありませんが、公式サイトの福田氏の紹介も注目されます。
福田稔先生が提唱する自律神経免疫治療(自律神経免疫療法)、つむじ療法(磁気針によるつむじ押し)、爪もみなどの実践方法、自律神経免疫治療(自律神経免疫療法)を行っているクリニック・治療院(整骨院・接骨院・鍼灸院)、研究会、著作などの紹介をいたします。
これだけ読めば福田氏が医師かどうかさえ疑問を持つ方がおられるとは思いますが、もともとは外科医であったのは間違いないようです。それはともかく、
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爪もみなどの実践方法
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『奇跡が起こる爪もみ療法』(マキノ出版)
あくまでも推測ですが、安保氏は免疫理論を推し進めて行くうちに、東洋医学的な発想に傾斜していそうな気がしています。もうちょっと大胆に言うと、東洋医学的な治療発想が安保氏の免疫理論に合致するという確信を強く抱いたと考えます。福田氏も途中から東洋医学的な考えに強く傾斜したのは十分にわかります。
福田氏も医師ですから、自身の治療法が現代免疫学に裏付けられたら申し分ない状態になります。そんな二人の考え方に強い親和性が生まれたと推測します。つうか、福田氏の開発した自律神経免疫療法の理論的な裏付けを安保氏がサポートしている関係としても差し支えなさそうです。福田氏の公式サイトの自律神経免疫療法の福田−安保理論の紹介でも、
自律神経のバランスが、白血球中のリンパ球と顆粒球の割合と数に影響を及ぼすというこの発見は、とても大きな意味を持ちます。
なぜなら、あらゆる病気が生じる要因につながってくるからです。自律神経と免疫の関係を明らかにした、「福田ー安保理論」の概要を図に示しましたので、これを基に説明していきましょう。
どうもなんですが、安保氏が「がんSTOP運動」に協力しているのは、自らが提唱した「白血球の自律神経支配のメカニズム」に基く自律神経免疫療法の実践・普及のためであり、だからこそ「がんストップ運動」の安保氏のプロフィールには「ヒトNK細胞抗原CD57モノクロナール抗体」も「胸腺外分化T細胞の発見」も無い代わりに「白血球の自律神経支配のメカニズム」が有ると考えれば納得がいきます。
あくまでもついでですが、自律神経免疫療法には強い批判もあり、たとえばこんなサイトやこんなサイトもあります。長くなるので紹介はしませんが、かなり理路整然と批判がなされているように感じます。個人的にはノーベル賞受賞者のブライアン・ジョセフソン博士を思い浮かべてしまいました。
言うまでもありませんが、私は参加しません。