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助産院は安全?様の無介助分娩、頻産婦の自宅出産の放映が見直されましたより、

 先ほど、助産師会の方から電話がありました。

 日本テレビ24時間テレビ内で予定されていた無介助分娩(及び頻産婦の自宅出産)の制作会社から連絡があり、内容が見直され、出産に関する内容は放送しないことになったそうです。

 あくまでも出産シーンをなくすことと、無介助分娩と頻産婦の自宅出産(助産院でもダメ)への誤解を招くような内容はなくすということです。

 全く扱わなくなるということではないそうなので(私はどなたかのブログで「急遽、芸能人のカラオケ大会でもいいじゃないか」に激しく頷いています)、予定通り生放送はあるのかもしれませんが、無介助分娩の危険性と、頻産婦がハイリスクになるということを理解して判断となった経緯をおもうと、多分念入りに打ち合わせと台本を作ってくれると信じています。

いち早く情報を入手し、問題点として提起し、放映内容の改善について具体的な行動を取られた琴子の母様を始め、たくさんの方々の御協力の賜物だと思います。後の焦点は再編集された放送内容がどうであるのか、問題が大きくなればスポンサー筋の意向はどうなのかになります。

とくにスポンサー筋の意向は直接巨大な影響を与えます。24時間テレビのスポンサーは、高い視聴率を期待しての広告効果も期待しますが、スポンサーに名を連ねる事による企業のイメージアップも重視しているはずです。これは24時間テレビに限らずの部分もありますが、高視聴率と相俟ってマイナスイメージが植えつけられたらカネをドブに捨てる事になりかねないからです。

もともと何分枠であったか不明ですが、埋めれる穴なら差し替えをスポンサーサイドが要求する可能性は今でも残っていると考えています。ですから最終的に芸能人チャリティー・カラオケ大会になる可能性もゼロではないと考えています。私は日曜の朝8時に見れる可能性がチト低いので、レポート宜しくお願いします。

たんなる野次馬根性ですが、編集される前の「元の番組」がどの程度のものであったかは、ここまで来ると逆に興味が湧きますね。さすがにこれが流出する事はないでしょうが、この程度の運動で変わるぐらいですから、さぞやの内容だったんだろうと推測しています。もっとも再編集にて放映可能みたいですから、無介助分娩のシーンを除いては、当たり障りの無い内容だったのかもしれません。どうでも良いことなんですけどね。


日本学術会議会長の談話の影響は広がっているようです。昨日の時点では日医と日本医学会が賛同した事を伝えましたが、8/25付Asahi.comでは、

 この日までに、日本獣医師会と日本獣医学会、日本薬理学会も賛同を表明。日本歯科医師会と日本歯科医学会も、26日に正式表明する予定で、賛同は7団体に上る。

 また、ホメオパシーを実践していた東京都内の病院が、ウェブサイトから該当ページを削除する動きも出ている。

8/26付時事通信では、

 日本学術会議の金沢一郎会長が代替医療の一種ホメオパシーを全面否定する談話を発表したことを受け、日本薬剤師会(児玉孝会長)は26日、「効能・効果が確認されていない『医薬品類似物』が医療現場で使用されることは、安全な医薬品使用を確保する観点から極めて重大な問題」とし、医療従事者は実施を厳に慎むべきだとのコメントを発表した。

ホメオパシーと一番関連が深いと常に指摘される助産師会も8/26付読売新聞で、

 患者に独自の砂糖玉を飲ませる民間療法「ホメオパシー」について、日本助産師会(加藤尚美会長、会員約8500人)は26日、会員の助産師に対し「助産業務としてホメオパシーを使用しないよう徹底する」とする見解を出した。

またホメオパシーを始めとする代替医療推進に熱心な事で知られる鈴木寛文部科学相も、ソースがタブロイド紙であるのは遺憾ですが8/27付記事にて、

 鈴木副文科相は、民主党統合医療推進議連の幹事長として、代替医療を西洋医学と補い合う存在と位置づける統合医療の考え方を推奨。自らのホームページで、代替医療を「漢方やホメオパシーなど」と例示し、従事者の育成や研究予算の拡充、質を保証する審査・評価基準設定などを公約に掲げてきた。

 金沢会長の談話発表後、漢方以外の言及を削除したが、会見で「本当に効く統合医療と、偽物の医療が混在していることで統合医療全体の信頼性を下げているとの問題意識を持ってきた。

簡単ですが情報をまとめると、

学会系 政治家 その他
日本学術会議
日本医師会
・日本医学会
日本獣医師会
・日本獣医学会
・日本薬理学会
日本歯科医師会
・日本歯科医学会
日本薬剤師会
日本助産師会
鈴木寛文部科学相 ホメオパシーを実践していた東京都内の病院


今朝の時点で確認できるのはこの程度です。そう言えばホメパチ協会は朝日記事での批判にかなり「念入り」に反論記事を数回にわたり掲載されていましたが、こういう動きに対してもやはり同様の対応をされるのでしょうか。言論の自由はありますから、される分は何の問題もありませんが、担当者は大変だろうなと御同情申し上げます。

個人的には鈴木寛文部科学相の発言は結構重要と思っています。鈴木氏はホメオパシーも含めた代替医療推進の中心人物と考えてよさそうですから、ここまで明言したのは、鈴木氏だけではなく、代替医療推進派の議員も同様の態度に変られた可能性は低くないと考えています。

それと週明けにも何か動きがあるのかは注目されるところです。学術会議の方針に賛成の団体が鰻上りに増えるのか、またこういう状況であえてホメオパシー擁護の発言をする有力団体や有力者があるのか、ホメパチサイドの巻き返しも含めて情報待ちと言ったところでしょうか。