タブロイド紙だから「どうでも良い事」

昨日は取り上げるだけでピリピリと緊張感の走る重い話題でしたが、今日はそれに較べると遥かに軽い話題です。軽いと言っても発端の事件自体は非常に重いのですが6/27付福島民友(魚拓)より、

南相馬の県道で18歳男性がはねられ死亡

 26日午後8時45分ごろ、南相馬市原町区大坪の県道で、同市原町区、学園生桜井克彦さん(18)が、同市原町区、会社員今井美津子さん(24)の乗用車にはねられた。桜井さんは全身を強く打ち、約1時間後に死亡した。
 南相馬署が原因などを調べている。

亡くなられた学園生の御冥福をお祈りします。ところで、この記事は紙面では「会社員今井美津子さん」ではなく、「毎日新聞記者の今井美津子さん」であったとの情報があります。またTUFテレビのニュース欄(魚拓)には、

昨夜、南相馬市で18歳の男性が車に跳ねられ死亡しました。事故があったのは、南相馬市原町区の県道原町・川俣線です。昨夜9時前、24歳の会社員の女性が運転する普通乗用車が、道路を歩いていた市内に住む学園生櫻井克彦さん18歳をはねました。この事故で櫻井さんは全身を強く打ちまもなく死亡しました。現場は、歩道がある道路で、これまでの警察の調べでは櫻井さんは、歩道ではなく車道を歩いていたと見られています。また付近に街灯はないということです。現場にブレーキのあとはなく、車を運転していた24歳の女性は「衝突するまで気がつかなかった」と話していて、警察で事故の詳しい原因を調べています。

詳しい事情はわかりませんが、前方不注意による業務上過失致死に問われざるを得ない状況である事もわかります。この交通事故は

    6月26日午後8時45分頃
こう時刻が明記されています。この事故が業務上過失致死に問われるかどうかは、警察捜査及び送検後の検察の判断と裁判所の判断に委ねられますが、一般的に死亡交通事故を起せばどこの会社でも謹慎のような扱いになるかと考えられます。有罪が確定しているわけでないので謹慎にならなくとも、重大な事故ですから、しばらくは仕事にならないのが普通の神経を持った人間かと思っています。

6/26事故後のタブロイド紙記事を幾つか掘り起こしてみました。まず6/27付タブロイド紙福島(魚拓) より、

日本酒の会:16の蔵元が消費者と語り、魅力発信−−あす南相馬で /福島

 県内外の地酒を味わう「和酒相双 蔵元と楽しむ日本酒の会」が28日午後5時、南相馬市原町区の「ラフィーヌ」で開かれる。参加者は、国権酒造(南会津町)や出羽桜酒造(山形県天童市)など16蔵元と会話しながら酒を味わえる。南相馬バーテンダーをする主催事務局の須藤栄治さん(36)は「造り手の思いを聞き、日本酒の魅力を知ってもらいたい」と話している。

 地元飲食店が開催して今年4回目。06年、須藤さんが郡山市で開かれた利き酒会に参加した時、蔵元たちがその年の酒造りのテーマについて話しているのを聞き「同じ商品でも毎年違うことに感動した。消費者に造り手の思いを知ってほしい」と開催を思いついた。

 06年は「人とお酒を結ぶ」をテーマに、地元の飲食店6店舗が協力した。参加者は毎年200人を超え、協力店は20店以上に増えた。今年は日本酒好きではない人にもすそ野を広げようと「支える力」がテーマ。須藤さんは「南相馬には蔵がなく、酒は誰が造っているか分からない人がほとんど。消費者と蔵元をつなぎ、酒を楽しむ環境を作りたい」と話している。

 料金は1人5000円。問い合わせは、だいこんや(0244・22・1414)。【今井美津子

さらに6/27付タブロイド紙福島(魚拓)にも、

仙台フィル:指揮者の山下さん、南相馬市立原町第三小で児童らに合唱指導 /福島

 仙台フィルハーモニー管弦楽団の指揮者、山下一史さんが、南相馬市立原町第三小(児童524人)でワークショップ「オーケストラってなあに?」を開いた。児童は山下さんの指揮で元気いっぱいに合唱した。

 日本交響楽振興財団が毎年、全国の1地区2小学校で行う教育プログラムの一環。

 山下さんは「指揮者は曲をどう演奏するか設計図を作る」と説明。児童の合唱曲「ビリーブ」に「音が高い時は心を込めて強く歌おう」とアドバイスした。5年の佐藤遥日さん(10)は「強く歌うところと弱いところが分かった」と話した。

 プログラムには同市立原町第二小も選ばれ、両校で3月まで、同管弦楽団の団員を講師に6回程度のワークショップが開かれる。【今井美津子

さらにさらに7/1付タブロイド紙(魚拓)にも、

南相馬市:官民で連携し、地域医療充実へ 検討委が初会議 /福島

 医師不足による「市立病院非常事態宣言」を出している南相馬市は、官民の「地域医療在り方検討委員会」の初会議を開いた。市立と民間の病院の連携方法や、相双地域の2次医療における市の役割について、病院への聞き取り調査実施などを申し合わせた。11月までに具体的な事業計画を立てる。市医師会や相馬郡医師会の12人が出席。「民間病院も火の車。民間が担うことを市が明確にしてほしい」などの意見が出た。

 渡辺一成市長は「少ない資源をどう活用するか、地域の中核市としての役割を明確にしたい」と話した。【今井美津子

さらにさらにさらに7/1付タブロイド紙福島(魚拓)にも、

南相馬市の大型店未課税:監査委員、住民請求を却下 /福島

 南相馬市原町区に完成した大型ショッピングセンターに、市が固定資産税と都市計画税を課税しないのは違法だとして、住民2人が課税を求めた住民監査請求で、市監査委員は請求を受理せずに却下した。

 通知文によると、固定資産税は市が09年度分から課税することが確認され、都市計画税は課税対象外で請求の要件を欠く、としている。【今井美津子

ここでなんですが、ssd様のあるじぇんと相馬のコメ欄に匿名でヨロピク(笑)様のコメントとして、

    ただ今売日新聞福島支局にデントツしました。
    支局長様が電話に出てくださり、
    今井美津子は交通事故を起こした。現在記者活動は行っていないとのことです。

このコメントが入ったのが、

7月 2nd, 2009 at 11:53 AM

情報を総合すると今井美津子記者は、


Date 事柄
6月26日 午後8時45分頃に人身死亡事故発生
6月27日 今井記者署名記事

 ・日本酒の会:16の蔵元が消費者と語り、魅力発信−−あす南相馬で /福島

 ・仙台フィル:指揮者の山下さん、南相馬市立原町第三小で児童らに合唱指導 /福島
7月1日 今井記者署名記事

 ・南相馬市:官民で連携し、地域医療充実へ 検討委が初会議 /福島

 ・南相馬市の大型店未課税:監査委員、住民請求を却下 /福島
7月2日 電話問合せに対し、今井美津子記者は交通事故のため取材活動停止中の返答


可能性として考えられるのは
  1. 福島支局が今井記者の交通事故を把握したのが7/2時点であり、6/27、7/1時点では「知らなかった」
  2. 6/27、7/1の記事は6/26の事故以前に書かれたものであるから、掲載には問題ないと判断した
  3. 福島支局には同姓同名の2人の今井美津子記者がおられる
『良識的』には同姓同名の今井美津子記者は福島支局に2人おられ、1人は交通事故で謹慎中で、もう1人の今井美津子記者が御活躍されていると思うのですが、タブロイド紙ですから真相は「どうでも良い事」です。もちろん交通事故を起していない今井美津子記者のこれからの益々の御活躍をお祈りしていますし、死亡交通事故を起してしまった今井美津子記者も、もし償う罪があれば償って社会復帰される日を心から祈っています。