胃腸炎後日談

1月の終わりに襲いかかられた胃腸炎ですが、あまりにも胃痛が強かったので病院をキチンと受診し、胃カメラまで行ないました。この辺までは書いたのですが、その後です。検査の結果は癌は無く、反応性のポリープが認めらたのと、十二指腸に軽い潰瘍があったぐらいの所見であると聞き、まずは安心しました。その上で今回の胃痛についての診断があり、胃裂孔ヘルニア(胃食道ヘルニアと言ってたかな?)があり、それによる逆流性食道炎があるとの診断を頂きました。

私の強烈な胃痛は、思い返せば学生時代から定期的(数年に1回程度)にあり、一度起これば数日は七転八倒する代物でしたが、20年来の原因がやっと分かったと言う収穫が得られたわけです。分かったところで基本は保存的療法になり、またいつの日か襲われるのでしょうが、原因が分かったと言うのは対策も立てやすくなるので、その分は良かったと喜ぶべきでしょう。とりあえずタケプロンを一杯もらってきました。

それと予想された通りピロリ菌がみつかりました。「どうしましょうか?」と聞かれたのですが、あるとなれば除菌したくなるのが人情で、「除菌すれば逆流性食道炎が増悪する事もありますが?」とも言われましたが、0.5秒ほど悩んで除菌する事にしました。担当医も相手が医師であることでやり難いようで、「先生は専門家ですから・・・」といろいろ気をつかって頂きましたが、小児科医が詳しいわけもなく説明と指示を丸呑みして除菌開始です。

使ったのはランサップです。無知をさらけ出すようですが、除菌用の新型抗生剤でも開発されたのかと思っていたら、クラリスロマイシンとアモキシリンとタケプロンがピロリ除菌用にセットになっているものと知って驚きました。世の中、便利になっているものです。ここで知人に除菌するのに「すごい下痢をするぞ」と脅かされました。

どちらかと言うと下痢はしやすいほうなので、相当覚悟して服用を始めたのですが、案に相違して下痢はビオフェルミンだけでまったく起こらず、密かに期待した下痢による減量は夢と消えました。下痢で苦しむより、苦しまない方が良いに決まっているのですが、自分の体ながら不思議な反応に少しビックリしました。

それでもって来月に除菌チェックを行なうのですが、これも思いっきり無知なんですが、もう一度胃カメラをするのだばかりに思っていたら、呼気検査で可能と聞いてこれも少々驚きました。ただ午前中は季節柄、休診にしたくなかったので、検査を午後にお願いしてみると、「構わないが、朝から絶食でよろしく」となり、午後の検査なので朝昼抜きで検査にいかなければなりません。それと検査は短時間で終わると勝手に思い込んでいたら、「40分ぐらい」と言われ、低血糖でひっくり返らないか少々不安になっています。

そうそう治療には根治術の選択もあるようなんですが、担当医が持ち出さなかったから考慮の必要は無いのかな?、除菌結果の時に聞いたら失礼かな??、手術は嫌だから(きっと担当医も)触れないほうが良いのかな???。出来るだけ予備知識だけは仕入れておいて、無駄な時間を担当医に取らせないように努力します。