訂正

一部私の誤解がありましたので、謹んで訂正しておきます。この報道にある医師の減額・免除行為は自由診療による減額・免除の可能性が非常に高いと考えます。そうであるなら保険医療になんら抵触することなく、立派な行為であると言えます。ただしこういう行為が「当たり前」であるとする趣旨の報道であると受け取れる部分があり、その点については意見は主張しておかなければならないと思います。

いろいろと問題は含みますが、日本の医療制度は弱者にも手を差し伸べる制度は各種整備されており、本当に困ってもそれを救済する制度はあります。もちろん「それでも」は現実的にありえますが、制度の谷間でどうしようもない人は例外的な存在です。本来はそういう制度の谷間で苦しみ、医療費が払えず医療を受けられず、健康を害する人が存在する事が問題なのであり、これに医師として手を差し伸べる行為は、あくまでも緊急避難的例外処置と考えて欲しいと思います。

この美談の行為を曲解し「金が無ければ医療費は無料」と考える人が増える事が無いようにと願います。