選挙雑感

与党大敗、民主大勝は既報の通りです。この結果を受けて政治がどう動くかは、昨夜からウン万人の人間が語っていますから、ここでは余り触れません。触れたい方はコメント欄で御自由にしていただいたらと思います。個人的にはなるようにしか動かないと思いますけどね。

それでもって今日はあくまでも雑感です。昨夜もさすがに関心を持って選挙速報を見ていましたが、主要局が根こそぎ選挙特番シフトに右へならへとなったのはいつからでしょうか。古い話で申し訳ありませんが、私が子供の頃にはNHKしかやってなかった様な気がします。国政選挙はたしかに国民の重大関心事でしょうが、すべての放送局で伝えなくても良いのにといつも思ってしまいます。おかげで「選挙の大勢はわかったから他の番組でも見よう」という選択はほぼ封じ込められてしまいます。あえて選挙をやらない局があればそれなりに視聴率が稼げそうと思うのは私ぐらいなんでしょうかね。

それとほぼ全局が選挙特番をやる副作用と言うか、起こりうる必然と言うかなんですが、異様に早い当選確実も興醒めです。のぢぎく県なんて開票前だったかと思います。開票前ではなく速報第一報前だったかもしれませんが、見ようによっては有権者をバカにしているようにも見えて仕方ありません。選挙特番が始まって1時間もしないうちに2/3ぐらいの議席が当選確実になっていましたが、当選確実速報競争もあれじゃ投票した人間が次も投票する意欲が喪われそうな気がします。考えすぎですかね。

当選確実に関連してもう一つですが、かつてのNHKほぼ独占時代はNHKが当選確実をつけるということで、それなりの権威というか指標となっていましたが、あれだけ横並びに民放が競って当選確実をつけると、候補者の当選確実時点に時間差が生じます。今回は私が見ていた時点ではNHKが一番先行していましたが、かつて民放がNHKを出し抜くのに精力を傾注し、民放で当選確実のバンザイ三唱をやったら、NHKでひっくり返ったみたいな笑えぬ話もあります。もっともNHKもその時は当選確実誤報をやって総務省からこっぴどく怒られてましたけどね。

当選確実はもとより当選だって翌朝には確定します。選挙の演出とは言いませんが、当選確実は開票率が50%以上、せめて30%以上になってからしても良い様な気がしています。別にそれぐらい待っても国政に影響するわけではありませんし、それぐらいの開票率になると「こりゃ、○○の勝ちだな」と目に見える数字でわかります。有権者が数字で納得できる時点まで当選確実の報道を控えても悪くは無いと個人的に思うのですがね。もっとも見る方はせっかちになっていますから、そんな悠然と待っていられなくなっているかもしれませんが・・・。

今日は短いですがこれぐらいにしておきます。実は超弩級の大ネタを仕入れましたので、これからはそちらの編集に全力を傾注します。なんとか明日にエントリーしたいのですが、間に合うかどうかです。では乞う御期待です。