寒波来襲で凍えるような朝が続いています。寒い、寒いといっても神戸ですから雪国の寒さに較べればたいした事は無いかもしれませんが、それでも相対的に寒さに凍えます。
そんな中でベスパのバッテリーが少々不調。購入時にも通勤距離を聞かれて「それぐらいがバッテリートラブルが一番多い」と脅されていたのですが、予言は現実のものとなって襲いかかります。最初は秋口。トラブルの1週間前ほどから確実にセル起動が重くなり、「やばいかな」と思っていたら、ついにかからなくなり、やむなくクルマのバッテリーと直結で何とか起動する羽目になりました。
なんせベスパですから、不調だからといって近所のバイク屋でホイホイと見てくれるわけではありません。西宮まで30分かけて走ることも考えましたが、よく見るとバッテリーは日本製。バッテリー交換ぐらいならしてくれるかもと相談に出向きました。実はうちの患者さんのお父さんが経営するバイク屋さんなので、そこのところの好意もほのかに期待してです。
店長も無碍に断るのは悪いと思ったのか、出来る範囲のことはしてくれました。そこでのご託宣なのですが、
- バッテリーがシールド式でないのは時代遅れも良いところだ。
- エンジンのかかりが渋すぎる。思い切りハズレのエンジンで日本製なら間違いなくクレームで交換だ。
でもって今週の火曜日。また最近セル起動がやばいかなと思っていたら、案の定かかりません。前回はクルマのバッテリーとの直結で切り抜けましたが、火曜は私が少々寝坊したため、クルマは奥様がすでに乗っていってしまい、しかたなくテクテク歩いて通勤とあいなってしまったのです。
そいでもって水曜日。月曜よりいくぶんマシとはいえ、やっぱり寒い。前夜に取扱説明書をもう一度読み返し、かかりにくい時の対処法を試してみる事にしました。その方法とはスロットルを全開にしながらのセル起動です。たしかこの方法は販売店で禁忌と申し渡された手法で、最悪プラグがかぶる危険性があると通告されていたのですが、取扱説明書では下線部付きの推奨法です。しばしためらったのですが、思い切ってやってみるとなんと一発で始動。
そして今日はなんとスロットル全開の必要も無く普通に始動。なんとも気まぐれな状態で、毎朝かかるかかからないかで冷や汗物はたまりません。そこで姑息的ですが新たな投資を行う事に決定しました。充電器の購入です。調べてみると1万円前後で購入できるようなので、安くは無いですが冬を乗り切るために必需品と判断した次第です。やっぱり外車は手間と金がかかる。