夏のホメパチ

盆休み明けの話題としては暑苦しいのですが、話題には旬が必要ですから、あえて出しておきます。

ホメパチ騒動から1年経ちます。私も何回か取り上げましたが、問題は極めて単純ながら、問題に対するホメパチ側の一貫した姿勢に驚嘆と言うか、ウンザリさせられました。様々な批判に対抗して出してくる反論や論拠が、これまた凄まじい代物で、相手にする方が怒りを通り越えて辟易させられたものです。もちろんそういう一貫した姿勢は今も揺るぎ無く続いています。

私のような批判者サイドに立つ人間の結論として、ホメパチ教の強力な信者とか布教者はそういう方々であり、彼らなり、彼女らを何とかするのは到底無理である事が確認できたぐらいです。ですからホメパチの問題点が社会問題として浮き彫りになった事で、現在の信者はどうしようもないとして、せめてファッションとして新たな信者が増えない様への一石ぐらいになっただろうで、もって瞑すべしとしています。

それでも夏の徒然に周期的に批判は寄せておきたいと思います。話題はVitK問題に絞りますが、これも周知の通り、VitK問題に留まらず、広く適用されるお話です。


VitK問題以前のホメパチの見解

ホメパチ助産師VitK乳児不投与事件は2009年8月に起こっています。死亡した乳児は8月3日に出生していますが、当時のVitK投与スケジュールは、役に立つ医療情報の「新生児に対するビタミンKの予防投与」より、

1980年に厚生省心身障害研究班で予防に関する研究が行われ、以下の勧告案が出されました。(出生24時間以内、6日目、1ヶ月後にビタミンK2シロップ 2mg/1ml を10倍に希釈して 2mg/10ml として内服させる。)この予防投与法に関しては、当初その有用性に関して関連学会からまちまちの見解が出されていました。しかし、1986 〜 1988年と1988 〜 1990年の二回にわたる厚生省班研究の調査により、K2シロップ3回投与法の有用性は現時点ではほぼ確立されています。

VitK3回投与法は事件の20年ぐらい前には確立しています。これに対して、2007.3.9付”The Japan Royal Academy of Homeopathy”掲示板「私は、1歳10ヶ月の娘を体外受精、現在妊娠6ヶ月の子を長女の時の凍結胚移植で授かりました。」のVitKに関する部分を抜粋しておきます。

質問

    出産後K2シロップを与えたくないので、そのレメディーももらったのですが、これはもし産院でK2シロップを与えなくても赤ちゃんに与えた方がいいのでしょうか?センターに問い合わせればいいのですが、どなたかの参考にもなればと思い質問させてもらいました。
回答
    K2シロップの件ですが、産院で与えなくてもいいのであればその代わりにそのレメディーを与えていただいてもかまいません。いずれの場合もレメディーをくださった方にご相談やサポートをしていただけるとご安心かと思います。

回答しているのは「村上先生」となっています。調べればわかるんでしょうが、面倒なのでホメパチの人ぐらいにさせて頂きます。今でも残っている事はリンク先を確認してもらえればわかります。

次にですが、これはNATROM様のホメオパシー訴訟の和解がもたらした最大の成果からの引用ですが、2007年12月出版の由井寅子ホメオパシー的妊娠と出産ホメオパシー出版)の36ページ、由井寅子氏による章。

血液凝固のためにビタミンKを注射したりしますが、それをやると一足飛びにがんマヤズムが立ち上がるし、逆に出血が止まらなくなることもあるのです。そして難治の黄疸になることもあります。ホメオパシーにもビタミンKのレメディー(Vitamin-K)はありますから、それを使っていただきたいと思います。

さらに同書の67ページ 鴫原操助産師による章。

生まれた翌日、退院の日、1カ月検診、この3回、赤ちゃんにK2シロップを飲ませていますよね。これは、頭蓋内出血とか、出血傾向の予防のためなのです。それで、ビタミン剤の実物の投与があまりよくないと思うので、私はレメディーにして使っています。

鴫原操助産師もホメパチ界では有名な人だそうです。3つほど紹介しましたが、どれも通常の国語力ではVitK投与を否定し、レメディ(ホメパチ砂糖粒)での代用を積極的に勧めています。あえて付け加えれば、ホメパチ教信者にとって導師(ホメオパス)の言葉は重く、教主となるとさらに重いのは今さら説明するまでもないでしょう。


報道直後のホメパチの反応

山口のホメパチ助産師VitK不投与事件が民事訴訟となり報道されたのが2010年7月です。次のホメパチの見解が事件を受けてのものか、そうでないのかはオリジナルが無いので正確には確認できていませんが、当時の日本ホメオパシー医学協会の会員向けの雑誌に「出産現場におけるホメオパシーの課題」とされる一文が掲載されたそうですが、その中には、

Vit-K30Cには現物質はなく、パターンしか含まれておらず、血管壁を壊すことはありえないこと、(逆にK2シロップの過剰投与は血管壁をもろくする可能性あり)、今回の原因推定としては、様々な問題が考えられること、また、両親のミネラル不足やマヤズム的問題、医原病が胎児に受け継ぐ事などもあること。

「今回の原因推定」の一文からして、訴訟が起こった直後若しくは、訴訟になる事が避けられなくなった時点ぐらいと解釈しても、そうは時期的にはずれていないかと考えます。もちろん報道後に津波の様に押し寄せたホメパチ批判に対して、これを助長するかのような反論がホメパチ側からなされています。いちいち紹介しだすとキリがありませんが、ホメパチ側の主張は揺るぎなく一貫していたとだけさせて頂きます。


和解後のホメパチの反応

訴訟は2010年12月末に和解が成立しています。報道が為されたのは12/22ですが、この報道記事に対し、日本ホメオパシー医学協会ホメオパシーでは死んでいない!/山口地裁での和解を「ホメオパシーで長女死亡」と事実を捏造して朝日新聞が配信。として公式見解を出しています。もちろん今でもあります。全部紹介すると長いので一部だけ紹介しておきます。

和解は裁判所で判断したのではなく、原告と被告との間で話し合いにより解決

和解であって、あくまでも判決でない事を強調しています。ま、それは良いとして、次が味わい深いところです。

ホメオパスの被告に対して、レメディーを与えたことを問題にしているのではなく、ビタミンKの不足によって死亡したと思われることに対して助産師の業務上の責任を問うて起こした訴訟です。

これは詭弁でしょう。この主張も当時から一貫しています。レメディー自体の「ショ糖」の成分では死亡する事は稀でしょう。もし死亡するなら誤嚥による窒息死ぐらいです。ショ糖成分でも死亡しておらず、誤嚥による窒息でもないので、確かにレメディー自体では死亡していません。

真に問題となっているのはレメディ投与ではなく、レメディ投与によりVitK投与が行われなかった事です。VitKの代わりにレメディが投与されたかと言えば、これはホメパチの教えがそうなっているからです。これは上記で引用されたホメパチ著作に明記されています。にもかかわらず、

訴状にはホメオパシーを原因とするとの記載は一切なく、「ホメオパシーで長女死亡」という記載は、まったくの事実誤認の報道です。

レメディをVitKの代わりに投与するのは明らかにホメパチの教えに基づくものであり、ホメパチの教えがなければVitKの代わりにレメディを投与しようと考えるものは世界中に唯一人もいないわけです。「ホメオパシーで長女死亡」は事実誤飲と力説されていますが、ではこう書けば如何でしょうか、

    ホメオパシーの教義に従い、新生児から乳児期の頭蓋内出血の予防に有効である事が医学的に証明されているVitK投与を積極的に忌避し、代わりにレメディと称する砂糖粒投与で十分であるとしたため頭蓋内出血を起こし長女死亡
今さら力を入れても暑いだけなので、これぐらいにしておきます。いつも通りに長い上にテンプレ・ワンパターンですが、日本ホメオパシー医学協会はホメパチとVitK不投与事件は無関係であると力説されています。つうか、これが正式見解と解釈して宜しいかと存じます。

ここのホメパチ側のレトリックが単純すぎて難解なところがあるのですが、要は、

    ホメパチが治療に用いるレメディは単なる砂糖粒であり、これでいかなる副作用も起こるはずがない。こんな安全な治療法で人が死ぬわけもないのに、危険であると報道されるのは事実誤認である
そう主張されて誰でもツッコミたくなるのは、単なる砂糖粒を投与する代わりに、生死に関わる治療を忌避させる危険性はどうなんだになりますが、それは患者自身の自己決定・責任であると主張されます。確かに医療であればそういう面もあり、医師が必要と考える治療法を患者が同意しなければ施行出来ません。

ただですが、説明責任がどれだけ重いかを御存じない様に思います。単に説明して不同意のサインをもらっただけでは、訴訟になれば説明不足の注意責任義務は出てきます。一概には言えませんが、ケースによっては複数回以上の丁寧な説明が行なわれた上での不同意で無いと責任問題が生じる事があります。JBMを御存知の方なら常識です。

また不同意のそもそもの内容も厳しく問われます。ある治療への同意・不同意だけではなく、不同意の上で新たに行われる治療内容にも合理的な根拠が必要とされることがあります。つまり新たな治療の提案を行った時に、これを積極的に勧めたら、その治療内容にも注意責任義務が生じます。

ましてや有害性が皆無に近い上、有効性が明らかに実証されているVitK投与を積極的に阻害し、逆に代替として積極的に誘導提案した砂糖粒療法ですから、これへの注意責任義務は途轍もなく重いものになります。当たり前以前のお話ですが、馬の耳に念仏ですから、この程度にしておきます。


1年後のホメパチの反応

さて由井寅子著「毒と私」なる本が出版されています。発売は7/27と言いますから、3週間ほど前になります。本には謳い文句があるのですが、ホメオパシー・ブックスの『毒と私』由井寅子 著 全国書店にて好評発売中!にあります。なかなかの謳い文句で、いきなり、

あなたの人生観を一変する本!
幻冬舎の、今年一押しの話題作!
話題騒然、『ホメオパシー的信仰─目覚めよ、日本人!』の著者、
そして今最もほっとな女性、由井寅子旋風が吹き荒れる!

由井寅子旋風」とか、「話題騒然」とかは、当たらない映画でも頻用されるフレーズですから良いとしても、

    幻冬舎の、今年一押しの話題作!
これについて、てんかん(癲癇)と生きる様の「毒と私」幻冬舎MCマークの隠せない意味を紹介しておきます。

1.幻冬舎MCマーク

2.発行/幻冬舎メディアコンサルティング 発売/幻冬舎

だそうです。


いつもの事なんですがホメパチを話題に取り上げると、突付きところが多すぎて話が拡散してしまいます。「叩けば埃が出る」と言う表現がありますが、触っただけで部屋中が埃だらけになる感じです。頑張って「毒と私」の紹介に戻りますが、本には帯があり、そこには、

山口県乳児死亡事件をキッカケに「ホメオパシー」はいつしか「悪質療法」に変えられた・・・・・・・・・
なぜ真相は葬られたのか?
日本にホメオパシーを広めたカリスマがいま、日本の闇を明らかにする!

さらに内容の紹介として、

ホメオパシーバッシングの真相……なぜ真相は葬られたのか?
 未来に語り継がれるメディアの偏見と怠慢。
由井寅子物語の真相……こんな人生があってよいのか?
 新エピソードを随所に交えた由井寅子物語の決定版!
★予防接種の真相……「生類憐れみの令」に匹敵する歴史的珍事!
 予防効果は免疫低下にあった! 予防接種の秘密を大公開。
★毒と愛の真相……ホメオパシー、だい!どんでん、がーえし!の奥義とは?
 真実の哲学、毒とは自分を映す鏡だった!

先に断っておきますが、日本には言論の自由が保証されていますから、こういう本が出版されても一向に構いません。さらに言えば、本も自由に出版できる代わりに批評もまた言論の自由で保証されています。実は、この本の主張をホメパチ的レトリックで理解するために、VitK事件の前からのホメパチの主張を拾いなおしていたのです。

事件後のホメパチの主張のすべては、日本ホメオパシー医学協会ホメオパシーでは死んでいない!/山口地裁での和解を「ホメオパシーで長女死亡」と事実を捏造して朝日新聞が配信。にあると考えています。本文の引用はしませんが、ホメパチが主張しているのは、ホメパチ療法は砂糖粒を勧めるだけのものであり、乳児死亡とは無縁の存在であると言う事です。そういう文脈を念頭に置いてください。

「毒と私」の問題個所についての指摘がkikulog様の助産院のビタミンK2レメディ問題、つづきのうさぎ林檎様及びふぃっしゅ様のコメントにあります。

P.2-3

 (略)原告(母親)は、被告(助産師)と和解をしました。以前から私は、母親本人にビタミンK投与の是非をきちんと確認したのだから、会員本人、そしてホメオパシーの名誉を守るためにも徹底的に事実を明らかにすべきと説いていました。これに対し日本助産師会の弁護士は、穏便に済ませるべきであると主張し、被告の助産師は和解案を受け入れました。訴訟の当事者は私ではないので、それ以上の介入はできませんでした。

p.6〜p.7から引用

生後まもない赤ちゃんに、出血を防止するために人工物を投与することが、本当に悪影響をもたらすことではないのでしょうか。K2シロップは副作用がないといわれていますが、長期的に見ても安全なのかはわかりません。

P.8

 母子手帳に「ビタミンK2投与」と助産師が記述したのは、医師の診察時に母親の同意なく投与されてしまうのを防ぐためでした。

 私達はレメディーが、ビタミンK2シロップの代替物になるとは考えていません。

 そもそも物質とレメディーでは体への働きが異なります。物質の栄養吸収を高めるためにレメディーをとることはあっても、物質そのものの代替物にならないことはホメオパスであれば当然知っています。助産師ももちろん、「レメディーがビタミンK2シロップの代わりになる」とは言っていません。(略)

 また当時、ビタミンK2シロップの投与は助産師業務において、義務化もガイドライン化も明確になされていないものでした。(略)

 だからといって、この事件に関し、助産師に全く責任がないとは考えておりません。ビタミンK2をとらないのは、本人の希望であるというサインをもらっておくべきであったでしょうし、母親のためとはいえ、母子手帳に「ビタミンK2投与」と書くべきではなかったと考えます。

これも、まああちこちに「叩けば埃が出る」個所があるですが、最初の引用のところも読みようによっては楽しいところで、

  • 以前から私は、母親本人にビタミンK投与の是非をきちんと確認したのだから、会員本人、そしてホメオパシーの名誉を守るためにも徹底的に事実を明らかにすべきと説いていました。
  • 訴訟の当事者は私ではないので、それ以上の介入はできませんでした

由井氏およびホメパチ協会が深く訴訟に関与している事が確認できます。何故に訴訟と全く関係ないと主張しているホメパチが最終決定近くまで濃厚に関与しているか興味深いところです。

その次の引用個所のVitKの副作用への懸念ですが、ホメパチ側の見解が基本的に不変である事を示唆しています。去年の騒動の時に助産師会はシブシブとホメパチとの決別を表明せざるを得なくなりましたが、ホメパチ側は基本的に一貫しています。わずかに、ほんのわずかですが曲げたのは、

    訴訟前:砂糖粒はVitKの代用に完全になりうる
    訴訟後:砂糖粒はVitKの代替物に必ずしもならない
ホメパチ信者以外にとっては、VitK投与の有無が焦点ですが、ホメパチにとっては信仰上、VitKと砂糖粒は論じる時には同列の重みであり、砂糖粒を飲ませた上で、さらにVitKを飲ませるかどうかが教義上の問題となると解釈すれば良いのでしょうか。もちろんホメパチの教義では現代医療は排除すべきものであると言うのが基本ですから、
    本当に悪影響をもたらすことではないのでしょうか
こういう姿勢が明確に示されるわけです。本ですからこの程度のマイルドさですが、実際に導師なり教主が直接指導に当たられた時には・・・言わぬが花でしょう。最後の引用個所ですが、
    母子手帳に「ビタミンK2投与」と助産師が記述したのは、医師の診察時に母親の同意なく投与されてしまうのを防ぐためでした
ここについても、日本ホメオパシー医学協会ホメオパシーでは死んでいない!/山口地裁での和解を「ホメオパシーで長女死亡」と事実を捏造して朝日新聞が配信。が参考になります。

原告(母親)は 被告(助産師)が、母子手帳にあるK2シロップの投与欄に「投与した」と記録をしていたことについて言及していますが、真相は、助産師は、母子手帳に「K2シロップ投与」と記載しておかないと、検診時に小児科などで勝手にK2シロップを飲まされるので、原告の意向を受けて、K2シロップを「投与した」と記載したものです。 助産師は、K2シロップ投与という記載は、母親の前で、母親の同意をもらって行ったと言及しています。  

今回亡くなったのは、第二子であり、第一子の時にもこの助産師が対応していました。 第一子の時は、母親に「何もいらない」と言われたので、ビタミンK2シロップも同様に与えていなかったということです。もちろん、ビタミンK2シロップについての事前に説明も行っておりました。母親は、第一子の時から、(薬などを)何も使用しないで欲しい、と繰り返し述べていたので、助産師は、今回もできるだけ現代医学や薬剤の介入のないお産を望んでいると思っていたとのことでした。  

また、今回の訴訟においては、ビタミンK2シロップに関して、助産師から母親への事前説明を行っていたかという点について、双方の主張に争いがありました。   

助産師は「ビタミンK2シロップに関してはもちろん理解し、なぜビタミンKを与えるのかという説明の中で、ビタミンKは止血作用があり、頭蓋内出血の予防のために与える」と説明したと述べています。これに対し、母親は、説明を受けたことを覚えていないらしく、今回の訴訟では母親は事前説明がなかったと主張しておりました。助産師は、基本的に、同意が得られなければ、K2シロップを与えないということはなく、今回は投与前に事前に説明をし、母親の了解を得ていたと主張していました。

これ訴訟での助産師側の主張としてよいでしょう。ま、民事ですから明らかな証拠の無いものに関してはこれぐらいは主張するのは常識です。それが認めらるかどうかは、それこそ判決が出るまで誰にもわかりません。それにしても思うのは、

今回の和解の条件には「内容を口外しない」が含まれており、原告、被告とも内容に関して、事実を話せない状況にあります。

これはホメパチの公式見解ですが、一体どこが「事実を話せない状況」なのか理解に苦しみます。まさかと思うのですが、和解時に報道で流された、推定和解金(数千万円)の詳しい額とか、助産師側が非を認めた部分がどこにあるかの事なのでしょうか。「事実を話せない状況」でここまで公開するのですから、口外できない内容はそれぐらいしか思い浮かびません。

口外できない内容の狭さは、助産院は安全?様の山口VK2ご遺族からのメッセージに紹介されています。

私たち家族について一部書かれた本が出版されました。
その中で、私たちの3番目の赤ちゃんのことにも触れているそうです。

私たちの3番目の赤ちゃんは、心筋症でなくなりました。

しかし、本のなかでは、
3番目の赤ちゃんの死も(2番目の赤ちゃんと同様に)ビタミンK欠乏が原因であり、
ビタミンK2シロップを投与しても防げなかったのだと解釈できる表現があるようなので、
「予防接種」に疑問や不安を抱えているご家族をビタミンK2シロップの接種から
遠ざけることになってはいけないと思い、赤ちゃんの死因について公表することにしました。

後はリンク先をお読み下さい。感想として言えるのは、ホメパチは今年も元気一杯であると言う事です。


ホメパチ宗教宣言か?

個人的に注目したのは、「毒と私」の謳い文句にあったこの一説です。

このホメオパシー的信仰─目覚めよ、日本人!は7/1に出版されています。ここの紹介も凄くて、

ホメオパシーが宗教だと誤解されることを案じ、これまで書くのを控えてきた著者が、未曾有の大災害を受けて執筆を決意。
「命の本質」と「生きることの意味」を明らかにする!
信仰心とは、大いなる存在に生かされていることに対する感謝の念。大いなるものを敬い、畏怖する心。「命」を見つめ、失われた信仰心、愛国心、日本人としての誇りを取り戻せば、この苦難をきっと乗り越えられる!
揺るぎない信念がみなぎる、すべての日本人に読んでいただきたい一冊。

このタイトルと本の紹介でホメパチを宗教だと認識しない方が難しいと思うのですが、そういう論理世界にお住まいの方ですから、とやかく言っても無駄でしょう。ただ外部の人間にとっては「ホメパチ宗教宣言」と素直に受け取れます。個人的にははっきり宗教になってくれる方が嬉しく存じます。これだけ書いて収穫はこれぐらいでしょうか。