福島事件支援プロジェクト

たいそうなタイトルですが、今日は署名運動ではありません。この事件は衝撃の逮捕劇から2年が過ぎましたが、それでも医師の記憶は全く薄れることなく続いています。たんなる医療裁判ではなく、医療裁判の象徴のようになっています。これについての支援は当ブログでも「2.18企画」として行なわせていただき、去年も今年も沢山のメッセージを贈る事ができ感謝しております。

もっともネットではそれぐらいしか支援活動ができないことが歯がゆいところなんですが、当ブログのレギュラーコメンテーターのmoto様から秀逸な支援企画の提案を頂きました。趣旨としては

    支援運動を日常化しよう!
これぐらいの理解でよいと思います。「日常化」と言っても凄いことを行なうと言うわけではなく、あくまでもさり気なくアピールして連帯を示そうじゃないかのプランです。幾つか案があったのですが、最終的には
    ボールペン作戦
これでどうだろうかで話が進んでいます。医師なら絶対ですし、そうでなくとも多くの人が日常的にボールペンを持ち歩いていると思います。そこでボールペンに福島事件支援フレーズである、これを印刷して頒布するのはどうだろうかと言う計画です。

ボールペンに書かれた文字ならそんなに目立たないですし、胸に挿していたらまったく見えません。書いている時もフレーズは読みにくいですから、目立ってしようがないという事もありません。それでいて仕事の日常品ですから、常に持ち歩き使う事になります。さり気ないアピールと連帯には最適のように私は思います。

こういう企画の最大の問題は、誰が作って頒布するかになります。だいたいその辺りで普通は挫折するのですが、ボールペンの発注製作および頒布をmoto様が担当してくれると言ってくれています。そこまで言ってくれるのなら是非企画を推進しなければなりません。

話だけは先行してまして、現段階の企画の概要は、

  1. まずmoto様が100本作る(見積もりで3万円ぐらいだそうです)
  2. HPを立てて募集する(私が作ろうかと考えています)
  3. 希望者は、返信用封筒に定形外普通郵便120円分の切手を貼り付けたものを同封してmoto様に郵送する。(ひとり1本)
  4. あくまでも希望として被告産科医師への義援金寄付をお願いする(口座どこだっけ?)
  5. これも希望としてこの企画に対する寄付も募る(100本以上になった時の運動資金)
  6. 購入者の名前をHPに書き込む(HNでもOK)

それとあくまでも手製の試作品のイメージですが、




福島事件へのフレーズのほかに「2.18」の私のブログのURLを入れるのには抵抗はあり、これについては保留にしています。

発想として気に入っているのですが考えられる問題点は、

  1. 金儲け批判
  2. 売名批判

これを憂慮しています。金儲け批判に対してはmoto様はネットで実名も診療所住所も公開しており、はっきり言って当院の軽く10倍は儲かっています。こんな企画で小銭を儲ける必要性が無い事は主張できると思います。それよりも最初のボールペン代もそうですが、依頼を受けて返送する手間は大変なので持ち出しのボランティア状態です。批判する人は出てこないとは言えませんが、堂々と反論できると考えています。

売名批判に対してはどうしようもないのですが、これをやるには信用できる人間が必要ですし、ネットで信用を得、さらに郵送するには実名と住所は必要です。別に団体を作ると言うのもありますが、これはこれで新たな手間ひまが必要ですし、団体を作ってもこれが信用できるか云々の話がついて回ります。本当のところで言えば、どこか実在の支援団体なりグループが看板になってくれるとありがたいのですが、企画段階ではそこまで話が進んでいません。

細部に問題は残っていますが、概略はこんな感じです。コメ欄の片隅で出てきた企画ですが、賛同者が多ければ具体化したいですし、また意見があれば是非お寄せください。よろしくお願いします。